サイコパスのシンパシーのスイッチ
良心に欠け、残酷なことができるサイコパスは、相手の立場をおもんばかったり、かわいそうと思ったりすることのない、共感力が皆無の、感情も極めて希薄な人間だと思っている人が多いだろうと思う。
が、私が個人的に知っているサイコパスは、喜怒哀楽の感情が豊か。
むしろ普通の人よりも。
彼を見ていると、サイコパスには、相手の立場になったりするシンパシーのスイッチのオンとオフがあって、そのスイッチがオンになるか、オフられるかによって、冷酷なこともできるように見える。
オン、オフは、相手によって変わる。
自分にとって価値がある相手、自分が気に入っている相手、ひいきにしている相手だったり(もちろん自分の血を受け継いだ子供も含まれる)、自分に利益をもたらしてくれる相手の場合は、オン。
自分にとって価値のない相手、自分になんの利益ももたらさない相手だと、オフ。
全くオフっている相手だど、どこまでも残酷なことができる。
合理的、効率的なことが大好きなサイコパスならではのスイッチの入り方という感じがする。
心理操作にも長けているという特徴を持つサイコパスは、むしろとても豊かな感情の持ち主だと、私は思う。
言葉の魔術師でもあるので、その豊かな感情を巧みなワードセンスを持って表現するので、人心を掴むのも上手だし、人々の共感を得る表現を繰り出すことが天才的に上手なので熱狂的な支持者を持つことができる。
だから、我々、一般の人間は、気を付けないといけない。
サイコパスが国の最高権力者にならないように。
でも、悲しいかな、サイコパスが最高権力者になることは珍しくないことは、世界中の歴史が教えてくれる。
人心を掴むのが天才的なサイコパスが人民に支持されるのは当然のことのようにも思える。
せめて、国の最高権力者の任期は一桁年数にすることを永久憲法で定めることで、我々庶民は身を守らなくてはならない。
そうなることを切に願います。
注意)あくまでも、